技術的革新や目覚ましいバーチャルイベントの世界。この映像を見て、誰がスタジオにいて、誰が遠隔地にいるのかお分かりでしょうか?

 

 

 

昨年からイベント業界はリアルからバーチャルに、目覚ましい技術革新を遂げてきました。

これからの未来、ハイブリットの世界でさらに効果的なイベントをつくっていくためには、卓越した技術に加え、エージェントである我々自身も自らのスキルをアップデートしていくことが必要となります。

GPJ APACのCEOであるベン・テイラーは、バーチャルイベントソリューションをより良く軌道に乗せていくための4つの鍵をITBのインタビューで答えており、今回はその一部抜粋内容を紹介します。

 

▽以下記事抜粋(和訳)____________________________

「前代未聞」「新常識」「バーチャルに軸足を置く」「このイベントは3時間45分後に始まります」-これらは、バーチャルイベントの世界で昨年から慣れ親しんできた一般的なフレーズのほんの一部です。バーチャルイベントは従来はライブイベントの二次的なものであり、従来はビデオストリーム以上のものではありませんでした。昨年は技術的にも創造的にも革新的な技術が記録的な速さで開発され、私たちのバーチャル体験は以前と比較し、より良いものになりました。

しかし、パンデミック後もバーチャルイベントは続くのでしょうか?2008年から2009年にかけての世界的な経済危機の際には、企業によって旅行禁止令が出され、バーチャルイベントにとっては好機となりましたが、実際には長続きしませんでした。では、COVID_19後はどうでしょう?

昨年から技術的革新については目を見張るものがありますが、今回進化したのはテクノロジーだけではありません。私たちは、映画のプロデューサーやコンテンツ制作者のように活動するために、非常に迅速に自らを鍛え直しました。私たちは戦略的にバーチャルイベントソリューションを軌道に乗せるためのフレームワークを開発しましたが、これを “4つのP “と呼んでいます。

 

1. 人(People)

私たちは体験を創造する仕事をしており、体験は人間を中心に構築されることを忘れてはなりません。そのため、視聴者を理解し、その肌で感じる必要があります。視聴者が何を好み、何を嫌うのか、どのようなものに反応するのか、何が彼らを苛立たせ、何を邪魔するのか。家で家族と過ごしている人たちに適切なコンテンツを提供できるかどうかが、効果的なバーチャルイベントの成否を分けるのです。

b. プレゼンテーション(Presentation)

「コンテンツは王様」という言葉をよく耳にしますが、これはバーチャルイベントにおいても同じことが言えます。今や企業のバーチャルイベントは、イベントというよりもテレビのようなショーになってきており、卓越した放送技術が光っています。カメラアングルやトラッキングカメラの使用、リアリティを追求したステージや放送用に作られたセット、さらには引き立て役としてのエンターテイメント作品の組み込みなど、表現の手法が幅広くなりました。

c. 参加(Participation)

既製のプラットフォームには、チャットや投票などの標準的な「インタラクティブ」ツールが搭載されていますが、実はこれらはまだまだ改良の余地があります。来るべきこれからの「ハイブリッド時代」にバーチャルプラットフォームが生き残るためには、今よりさらに議論を深く掘り下げることや、見たままの状態で購入できるなど、コンテンツを重ね合わせていくことが不可欠になると考えています

d. パフォーマンス(Performance)

物理的な分析はこれまで困難でしたが、バーチャルとハイブリッドのイベントでは、私たちの仕事の効果を測定するためのツールとデータセットが利用できるようになりました。参加者は、データを活用した体験を求めるようになるでしょう。つまり、パーソナライズされた、ニーズ中心の、情報に基づいた議題や、個人の好みやプロファイルに基づいた体験を求めるようになると予想されます。

しかし、忘れてならないことがあります。イベントは(媒体を問わず)データではなく体験である必要があり、体験は「パフォーマンス」ではなく「人」のニーズによって定義され、推進される必要があることです。エクスペリエンスが第一、データは第二。これらのことを実現するために、エージェンシーは段階的に変化し、今後も継続的にスキルアップしていく必要があります。

 

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